白雪姫プロジェクトとは・・♪

母方の祖父母の事を思い出しました。

もう20年以上前の話です。私がまだ10代の頃・・・(#^.^#)

 

脳梗塞で、寝たきりになったおじいさん。

町からベッドをレンタルできるようになったと、みんな喜んでいた時代・・・、

手狭な居間に、ベッドがどーんと置かれ、

おじいさんは、1日24時間ずっと寝た状態で過ごすことになりました。

私はその時に尿瓶をドリフ以外で 初めてみたかもしれません

・・・衝撃的でした( ̄▽ ̄;)

言語障がいが残り、体半分麻痺で片手は硬直したままだったように思います。

 

時々 私たちがおじいさんの家に寄ると  

干物を干すみたいな棒をおじいさんは持ち、

テレビのチャンネルボタンを押し、ニヤリ(  ̄▽ ̄)笑

ちゃめっけあるおじいさんでしたので、ティッシュの箱も近くに寄せたり・・笑

なんだか長~い手のようにして その棒で孫たちを小突いたり いろいろしてくれました(*^_^*)

 

そんなおじいさんのお世話をしていたのは、長年連れ添ったおばあさんでした。歳も80は過ぎています。 まさに老老介護。

おばあさんは、身体があまり強くなかったように思いますが、毎食ごはんを作ったり洗濯したり、身の回り事をしてました。 

おじいさんは5、6年寝たきり状態が続いた頃でしょうか、なんと、おばあさんの方が先に心臓の病気で亡くなってしまいました。

 

おばあさんのお通夜、家族・親戚がたくさん集まりました。

 その頃は、おじいさんが、おしゃべりしても、慣れた人しか、ほとんど聞き取れないくらいになっていました。

 そんなおじいさんが、今夜、ものすごい剣幕で怒っている!

 どうして? なんで? と、大人たちが、困った顔をしていました。

 

 よくよく、話を聞いてみると、、お悔やみに来ている親戚の人達が、

 

  寝ている自分(おじいさん)に挨拶がない!! 怒

 

 と、いうことでした。

 

言語障がいが、残っていて、身体も自由がきかないとはいえ、

亡くなったおばあさんの連れ合いな訳です。怒るのも無理はないことでした。

 

すぐに、大人の人たちも、「おばあさんがね~、」と、声をかけていましたが、

 

本当は、いけない事なんだけれども、

なんとなく、いわゆる普通の人の目線でしか、物を考えられない 

往々にして、人を何かの尺度ではかり、ぞんざいな扱いをしてしまったり・・・しなくても、心の中で思ってしまったり・・・(><)

 

いわゆる 普通にコミュニケーションが取れなかったり、黙っている人といると、、こちら側中心に考えたり 相手には なんにも気持ちがないような感覚になってしまうことって ある気がします。 

 

あの時代に、おじいさんの介護の中で あいうえお表で、お話しできるとか、

ボタンを押して音声の出る機械を、おじいさんのそばに、置いてあげられたら、、、、その時は 鉛筆位の長さの棒で ものすごーく使いこなし、コミュニケーションがもっと沢山できただろうなぁ~。。。。

 

ちょっと、そんな事を思いました。

 

今、脳梗塞でおじいさんと同じような状態の人の介護のこと、私は全くわからないのですが、、グーンと良くなっているとは、思います。

 

病名は、違いますが、植物状態(医療現場では使わないそうです)と言われている人も、

「きっとその人の心には思いはあって、それを表現できないだけだ」

 と言う考えのもとに、

かっこちゃん(山元加津子先生)の「白雪姫プロジェクト」があります。

 

医学的には、

脳の中の 身体の機能を動かす 肝心な場所が出血しているので回復が難しい

 と言われた方でも、

適切な方法を行えば、奇跡と呼ぶような回復をみせる症例が沢山あるのだそうです。

 

加津子先生は、

 今は奇跡と言っているかもしれないけれど、奇跡でなくなる日がきっと来る! 

 当たり前に、世界中の人達が、こういうことを知っている世の中にしたい!と

 いう思いで、全国各地を飛び回っています。

 

そのドキュメンタリー映画も、3月に全編公開になります!

 タイトルは「ぼくのうしろに道はできる」 

 

かっこちゃんも言っていました、

 「知ってしまった人には、責任が発生します 笑 

  知っている人は、次、知らない人に知らせるんです。

  そして、世の中の人がみんな知っていくようになるといいと思います。」

 

12月8日、総社市の講演会で、

このような話をリバビリの仕方もまじえ聴いてきました。

 

 ひとまず、概要・・・だけでも説明できたかな・・・(^_^;)