「よかった~」 「ありがとう」

「おかあさーん!!! なっこちゃんがーーーーーーー、うみにいったーーー」

 

玄関の戸を開け、慌てて帰って来た かんすけの声です。

 

あっ、しまったーーー!!((((゜Д゜;)))

 

 

 

冷蔵庫のフックにかけてある 車のキーを取り、

ダダダダダーーーーと、階段を降り、、

 

かんすけを車に乗せ、

いつもの海岸へ向かいました。

 

途中には かんすけといっしょにいたお友だち2人も また 後を追いかけてきました。

 

海岸へ降りる階段の入口から探すと、

 

なっこ、いました。

しかし ズボンを履いていない状態・・・(゚o゚;

 

 

「なっこちゃん、なっこちゃん、おいでー」

 

岩場へ降りた なっこ、裸足です・・・

 

 

ズボンも履いていない・・・

 

 

かんすけ(年中さん)と、かんすけのお友だち(年長さん)、それから2年生。

みんな男の子です。

 

わたしの後ろからなっこの姿をみていますが、ちっとも笑わず・・

 

「ズボンが落ちてる」

「くつも・・・」

「あぶないよ~」

そんな声をかけてくれます。

 

そのことに、嬉しさを感じながら、

 

 

「なっこ、おいで」と、

階段をおり、岩場に新しくコンクリで細い歩道が50センチほど出来たところを通り、なっこの手を引き、「車に乗ろう」と、促しました。

 

なっこ、

もう ここには、、、10回、15回? くらいは、

勝手に家から出て、一人できています・・・(´д`)

 

風邪をひいている時も、

雨で外に出られない日も、

カンカン照りの日も、

来ちゃいました。。。

 

水が好き

海が好き

波が好き

だからでしょうけれど、、

 

いつもの神社を登り、

そして、反対側の海の方へ抜ける道を降り、この海にきます・・

家を出て2分もあれば、着いちゃいます・・

 

私はじめ家の者が、気を付けていなくちゃいけないのですが、

いつも反省をして、

しばらくは、目を離さなず、気にかけておるつもりなのですが、、、

 

なっこの声がしている 1階にいるだろう、、と 

今日も目で確認することを怠り、、

こんなことになりました(ーー;)

 

 

・・・

 

そして、海水が溜まっている岩に、なっこのズボン。

それから、つっかけを見つけました。。

 

ズボンの裾が海水で濡れ、気持ちが悪くて脱いじゃったようでした。

 

 

車に乗り込んだ なっこと、かんすけ それから、お友だち。

 

「あー よかった~」

 

5歳の男の子達が、本当に心配して、無事だったことに ほっとしていました。

 

今思い出しても、もし この子達が いなかったら、

もし、見て見ぬふりしてしまっていたら、、(´;ω;`)

 

 

この子達がいてくれたこと、

そして、ありのままのなっこを受け止めてくれている 大切な存在に 

 

感謝の気持ち

心に温かいものをもらいました。

 

「ありがとう」

と、いうと、にっこりしてくれた 男の子達。

 

なっこがいてくれるので、そういうことに 気づけて、

うれしい気持ちになりました。

 

ありがとう 

ありがとう