私のせいで・・・?

なっこに、障がいがあると、わかったとき、

 

『あー、  私が 悪いことをしたから・・

なっこが こんなことに・・・

 

あの時、友だちを傷つけたから・・・

 その罰で こうなったんだ・・・

 

今までの私の行いが 悪かったから・・』

 

こんな思考で、

母である私自身を責める気持ちになりました。

 

 

専門書や、育児書、障がいに関する本にも、

「自責の念にかられるお母さん」・・・ということばがよく出てきます。

 

第三者の方から考えても、

多くの障がい児・者のお母さんがそんな感情を抱くものと、想像する方が多いかもしれません。

 

実は 私も、その一人でした。

けれど、その気持ちは、1週間~2週間位で、消そうという気持ちになりました。

 

それについて、今日は書いておきたいと思います。

 

当たり前ですが、

子どもがハンディキャップを持って生まれたからといって、

その生みの親、お母さんやお父さんのせいでは、ありません。

そもそも、ハンディあることが悪いことで、普通が良いことでもないと、思います。

 

ある専門医は、「子どもがハンディある状態で生まれたことを、原因は、ない」と言い切ってくれたと聞いた事がありますが、

それで、いいと思います。原因が、遺伝子? なんとかかんとか・・、赤ちゃんがこれから生きていく過程で、それが分かったからといって なんの得にもなりません。

 

 

ただ 実際、自分を責める気持ちを消そう としたからと言っても、

そう簡単に消えるものではなく、

時々、目の前に現れて、私を落ち込ませました。

それは、なっこの保育所時代まで、時々 ありました。

 

映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」にもありましたが、

この世の中にあるものは、すべて意味があって生まれて 存在すると、考えています。

 

なっこが、いることで、私たち家族の絆は強くなり、人の優しさが、以前よりも とっても身にしみるようになり、些細な成長でもなんでも、喜びになりました。

なっこのおかげで・・ということがたくさんあります。

 

 

話が あちこち流れてますが、、、、、

自分を責める 「必要は無い」と、思ったから、

自分を責めることは、「間違っている」と思ったから、

 

自分のせいではない、親子で堂々と生きよう と、決めました。

 

 

そう思えた理由を話します。

 

 

なっこが私のお腹ではなく、

仲のいいお友だちのお腹から生まれたと、します。

 

想像してみると、

ハンディある子どもさんのお母さん、そのお友だちに向かって

「お母さん、あなたのせいだね、、」などと、

決して考えないなっ。と思いました。

 

 

だから、自分自身にも、「お母さんのせいで」という考えを消そうと思いました。

 

意外に難しいのが、

他人に優しい目線で話をすることは出来ても

同じように 自分にもそう言ってあげること。

 

日本では、謙遜が美徳とされることがあるかもしれませんが、

でも、それが 度を過ぎて、卑下することはないはずです。

 

 

人からどう見られるかよりも、自分で、自分をどう見るか・・・・

自分で自分が恥ずかしくないか・・・

そんな勉強をさせられました。

 

その頃「子どもさんに 鍛えられますね」

と、お友だちから、言われ、、

「そんなの いやだなー」って、正直思ったんです。

「私も もっと、楽な子育てで、いい」 って!

 

でも、誰ひとりとして、 楽な子育てはしていなくて、

みんなそれぞれ、色々あると思います。

 

その人、その家庭に合った子どもが やってきてくれるんだろうな~、、

私は、(おねえちゃん、なっこ、かんすけ)が、

ピッタリ ちょうどいいんだろうなー。笑

 

そう思っています。

 

人それぞれ、考え方は、違っていいと思いますが、

「自分を責めすぎないで!」って、いつも思います。

 

ハンディあっても なくても、

お母さんの育て方 うんぬん って気になると思うのですが、

お母さんだけで、育てられるものでもないし、

お母さんばかりのせい なんて、絶対ないと、思います。

 

育ちの途中なら いろんなことがあって当たりまえ。

 

大人になった時に、自分で考える力がついていれば、

大人になった時に、自由に生きる力が 発揮できる人になったならば、

それで、子育て大成功じゃない?

 

この子だったからこその、素敵な出来事、いっぱい あるんですもの。

 

いつも しんどくなるたびに、

実は 私も 自分に言い聞かせています(*´ω`*)

 

 

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コメント: 3
  • #1

    あさりこT (月曜日, 03 6月 2013)

    普通って・・・障害って・・・考えたらきりがないですよね。
    特に気持ちが落ち込んでいるときって、底なし沼みたいにあとからあとから
    引っ張られる・・・
    はーみさんの話されることすごく共感します
    私は、ひまわり教室に関わった人たちに出会ったことで、前に進む・・・前へ行く進み方を

  • #2

    あさりこT (月曜日, 03 6月 2013 21:00)

    ごめんなさい 途中で送っちゃいました 続きです
    前へ行く進み方を教わりました。だから、今は少しだけ気が楽な環境にいます。
    「子育ては親が子を育てるだけじゃない 親も子に育てられる そして、親もまた初めておやになる 子もまた 親になって初めて知る思いがある」
    この言葉 今となってはどこで誰に聞いたのかわかりませんが
    すべての親の子の想いを言ってるような気がします。
    一人では、子育てはできませんというより、ひとりで人は生きていけないんですよね きっと
    だからこそ 相談できる人がいる事、いいですよね
    これからも、たくさんの人とつながることのできるよう
    日々精進していきたいと思いました。
    改めて思い出させてくれてありがとうです

  • #3

    はーみ (火曜日, 04 6月 2013 10:07)

    あさりこTさん☆
    おはようございます♪
    コメントをありがとう(*^_^*)

    ここに書いた 私の考えが、間違っているって人もいると思うし、共感してくださる人もいると思う。
    それでいい。
    基準は、自分が心地いいほうでいいし。
    私は、こう考えて行かなきゃ、前向きになれなかっただけで・・・。誰もがこうしなきゃは、ないもの。

    それから、あさりこTさんが言うとおり、多くの「出会い」、人の支えがあって、段々楽しい気持ちが増えていった(*´ω`*)ホント感謝です。

    なるべくなら、それぞれのお母さんが、楽しい毎日であって欲しいなーと思う。
    ハンディある子がいること、=幸せになれない では、ないから・・。
    どうしても、力が入るはーみでした。。(^_^;)笑
    また、よろしくねっ(*^_^*)