気の毒な子なんかにしない!

地元の病院で、「自閉症だと思う」と、専門医に言われながらも、

 

なにか、なっこの成長に役に立つことの情報がないか、

なっこが障がいなのは、「私のせいではない」ということを、

誰か医師に言ってもらいたくて、

 

2歳のなっこをだっこして ベビーカーを携え、船に乗り、 

本土の何人かの専門医のところに連れて行きました。

しかし、言って欲しい言葉は言われずに

一人の医師に 逆に、こんなことを聞かされました。

 

「今は、まだ【障がいかどうか】分かりません。

このまま成長が見られなかった場合は、

お気の毒ですが、自閉症ということになります」

 

丁寧な話し方に聞こえるかもしれません。。

 

けれども、私の 言われたときのショック、いらだち・・・。

相当なものでした・・

 

 専門医でも、わたしの子は、気の毒だと思うような子どもなのか?

 これから、育てる親にとって、夢も希望もないような気持ちになりかねない。

 

 なにが、気の毒だ!

 気の毒な子どもに なんて育てるモノか!

 と、ものすごく腹が立ちました。

 

 

でも、その夜、私はショックで、落ち込んでいたと思います。

 

なっこは、昼間移動中ベビーカーで寝ていたので

夜ものすごいハイテンションで 奇声をあげながら

ホテルのベッドをピョンピョン跳ねて大騒ぎ。

 

私は、隣の部屋の人が、文句でも言ってきやしないか、、 ハラハラ、

加えて 腹立たしい医師のことばを 何回も思いだし

 

これからのことも、全部 心配で 不安で、

 

なっこを、おもいっきり 叩いてしまいました。

 

 

 

今でも、その情景を思い出し

後悔して

涙が出てくるのですが

 

だれでも、虐待といえるようなことは、ありうることだと 知りました。

 

あの時、私の未熟さがもちろん原因ですが、

完璧な人はいない訳で、

あの時、医師がもっと

明るい未来を示してくれたのならば・・・・

と、思ったりしました。

 

けれども、その経験もすべて今の活動につながっているわけで、

人に簡単に話せないような経験が

もしも、誰かの役に立てるならば・・

と、思い、今日は書いてみました。

 

 

私は、お陰様で、

隠岐の中でとってもいい出会いに恵まれ、

いいサポートを受けることが出来、現在に至ります。

 

 

自分でいうのもなんですが、

お母さんをサポートしていくことの大切さを感じてきました。

 

よく「家庭でお母さんは太陽でいてください」とか聞きますが、

確かに肝っ玉かあちゃん、

元気で明るい女性は多いですが、

いやいや、なかなか堂々巡りで、大変な時もあるんです。

 

お母さんを孤独にしては、いけないですね、その悲しみは、子どもへ向かう時があると思います。

お母さんが元気でいられるように ぜひ 周りの方は 気にかけてあげてほしいです。

すると、悲しむ子どもは減るのではないかと、感じています。

 

お互い、少し、声を掛け合っていくことだけでも、その日一日が、明るくなります。

励まし合っていきたいですねっ。

 

 

長くなりましたので、今日はこのへんで・・。