階段とスローブ

我が地域の集会所 入り口です。

 

わかりにくいですが、

赤いポールのところにスローブを新しく作っていました。
それまで、ちょっとしたお花があったのですが、

年寄りさんも増え、押し車の人も多いからでしょう。

 

これをみて、
先日の早川さんの講演会のお話を思い出しました。

 

「誰もが人生で2回障がい者になる・・・

 

1回目は、赤ちゃんの時。

2回目は、老齢期。

 

障がい者は、その期間が長いということになる。

 

 

だから、障がいは、みんなのテーマである。」

 

その中で、【階段とスローブ】という例えで、こんな話がありました。

 

階段があるのに、

スローブを付けるとなれば、

・・・・少数の人々の為に! 特別に、スローブ!?・・・・

と、思う人がいるかもしれないが、

それは、

「配慮を必要としない多くの人々」「配慮を必要とする少数の人々」

と、考えているのだろう。

 

こう考えることはできないだろうか? 

階段という配慮を先に、すでに、受けている訳ですから、

「すでに配慮されている人々」「いまだに配慮されていない人々」 

 

(いしかわじゅんさん という方が、こういう表現をしたとのこと)

 

 

こういう とらえ方、、大事ですねっ。

 

障がい福祉は「復権」の取り組みと、早川さんはおっしゃっていました。

 

 

 

日本国憲法第25条 

 第1項 「国民は健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する」

 

 

障害者基本法

 第3条  1 すべての障害者は、個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳に

        ふさわしい生活を保障される権利を有する。

     2 すべての障害者は、社会を構成する一員として、社会、経済、

        文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられる。

     3 何人も、障害者に対して、障害を理由として、差別すること

        その他の権利利益を侵害する行為をしてはならない。