「おやすみ」と言いたい

FBで、うちのお姉ちゃんと同じ小学6年生の記事をみつけた。
 
なんとも言えない・・・
当たり前なことなんて 何もないのですね。
 
(以下コピーです)
産経新聞夕刊1面に毎日掲載している「夕焼けエッセー」。その1日付で掲載された
大阪府岸和田市の小学6年生、森琴音さん(12)の「わたしの願い」が反響を呼んでいる。
 
事故の後遺症で肢体不自由となり言葉も失った琴音さん
12歳の魂の声は、読んだ人々の心の奥深くを、優しくゆさぶっている。
文字盤のついた机で授業を受ける森琴音さん=大阪府岸和田市(松永渉平撮影)

文字盤のついた机で授業を受ける森琴音さん=大阪府岸和田市(松永渉平撮影)

 

 

森琴音 「わたしの願い」

 

わたしはしゃべれない歩けない

 

口がうまくうごかない

 

手も足も自分の思ったとおりうごいてくれない

 

一番つらいのはしゃべれないこと

 

言いたいことは自分の中にたくさんある

 

でもうまく伝えることができない

 

先生やお母さんに文字盤を指でさしながら

 

ちょっとずつ文ができあがっていく感じ

 

自分の言いたかったことがやっと言葉になっていく

 

神様が1日だけ魔法をかけて

 

しゃべれるようにしてくれたら…

 

家族といっぱいおしゃべりしたい

 

学校から帰る車をおりてお母さんに

 

「ただいま!」って言う

 

「わたし、しゃべれるよ!」って言う

 

お母さんびっくりして腰をぬかすだろうな

 

お父さんとお兄ちゃんに電話して

 

「琴音だよ!早く、帰ってきて♪」って言う

 

2人ともとんで帰ってくるかな

 

家族みんながそろったらみんなでゲームをしながらおしゃべりしたい

 

お母さんだけはゲームがへたやから負けるやろうな

 

「まあ、まあ、元気出して」ってわたしが言う

 

魔法がとける前に

 

家族みんなに

 

「おやすみ」って言う

 

それでじゅうぶん

(http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131031/wlf13103114110010-n3.htmより転載)