講演を聴いて・・・思うこと(3)

しんちゃんは、音に敏感だったそうです。

 

だから、入れない教室があって、困ってパニックになり、

逃げる場所が、支援学級であったりしたそうです。

 

 

けっして、わがままなどではなく、

自閉症の人は、感じ方が、普通の人と違うことがあるらしいのです。

 

小さな音が、耐えられないくらい大きな音に感じたり、

また自分が出しているイヤな音には、鈍感だったり・・

 

肌が過敏な人もいます。

肌に当たるタグが、極端に耐えられなかったり・・

 

食べ物が、砂のように感じて、受け付けなかったり・・

 


1歳のときの なっこは、

 
 砂場遊びで、砂を口に持っていっても、平気で遊んでいたり、

 葉っぱの感触が異様に好きで、

 いつもちぎっては、口の周りにあてて、感触を楽しむ遊びをしていました。

 時々、口にも入れていました。

 
 食事の時も、わかめ・こんにゃくなど、ペロペロ舐め続けてたり・・・、

 大人になっても、こうなのか?と心配していましたが、大きくなるにつれて、

 あまりしなくなりました(*^_^*)

 

 

 小学校に入学してから、

 音楽室に入ることができませんでした。

 

 だから、廊下で授業を受けていました。

 それも、ままならず、自分の教室に帰ることもあったと思います。

 

 

 それが、3年生の後半くらいだったでしょうか?

 急に入れるようになりました(*^_^*)

 今は、みんなといっしょに音楽室で授業を受けています。

 

 原因は、ハッキリわかりませんが、

 なっこが、自分で納得して入るまで、

 周りが無理強いをしなかったことが、よかったと思います。

 

 

 また、最近では、

 苦手な食べ物が減ってきました。

 

  一口食べるのも鳥肌が立ち、

  食べられなかった物が、いくつも食べられるようになってきました。

  

  ふりかけがなくても、白ご飯で食べられたり、

  見向きもしなかったお肉をぺろっと食べたり(*^_^*)

 

  昨日は、家で、牛乳を飲みました。

   (4歳のとき、以来です!!)

    なっこが小さなころ、

    眠くなる薬を

    確実に飲ませるために、

    大好きだった牛乳に混ぜて飲ませていました。

    

    家で飲む(薬入り)牛乳は、

    変な匂いがするし、急に眠気がくる・・と

    いう経験をたくさんさせたので、

    その後、家で出された

    牛乳は、一切飲めなくなっていたのです・・・(>_<)

 

   昨日飲めたので、たぶん、これからずっと飲むと思います。

 

 

なっこの様子を長年見ていると、

人とコミュニケーションが充分に出来ない分

 

ひとつひとつ安全なものかどうか充分に確認して、

過ごしているような気がします。

 

なっこ自身が納得したら、変わる。

そう思います。